園芸用プランターでメダカのビオトープを立ち上げてみる

作業記録、備忘録です。

2022/07/07 追記

昨今のメダカブームにより丈夫でお安い飼育容器がたくさん発売されています。あえてプランターを選択する必要もなくなってきました。ビオトープ向けの寄せ植えも商品化されていて便利な時代になりました。


追記ここまで


ふらりと立ち寄ったホームセンターで安かったので買っちゃいました。容量10リットルで348円。
調べてみると「カスクポット」という製品でビオトープとして使ってる人も結構いるようです。

屋外でメダカを飼うことを考えると建築現場で薬剤やセメントを混ぜたりするのに使われるプラ船やトロ船と呼ばれるものを使ったり、野菜などを洗う大型の桶を使うという選択肢もあるのですが、我が家の環境だとそれらは大きすぎてしまいます。
日当たり具合によって持ち上げて場所を移動したりもするので10リットルくらいまでがギリギリのサイズです。

鉢底には水抜きの穴が2つ空いていて、鉢底用のプレートには穴を塞ぐ栓が付いています。
こういうタイプの水を貯められるタイプのプランターがビオトープに使えます。鉢底にたくさんの穴やスリットが空いていて鉢受け皿を使うようなタイプは水を貯められませんので購入時にはご注意を

ご覧の通り穴開け加工がいい加減です。真円じゃないしバリも残っています。

面倒くさがりなので細かいことは気にせずに力ずくで蓋をはめ込んでみます。

水道水をドバドバ注いでみます。漏れるかな?

漏れました・・・

こういう場合はシリコンシーラントなどでコーキングと呼ばれる隙間を塞ぐ作業をすると良いのですが、なにせ面倒くさがりなのでハサミとカッターでバリを取り除いてからその辺に転がっていたプラスチック用の接着剤で塞いじゃいました。

ちなみにこういった様々な特殊用途用の接着剤はダイソーでも売ってたりします。ホムセンより安いですし製造はコニシボンドなのでいい加減なものでもありません。

接着面に塗っただけでは心許ないので裏側から盛るように接着してみましたが、一晩乾かしても固まりません・・・。盛りすぎは良くないようです。

とはいえ穴はふさがったので既存のビオトープから半分量くらいまで水を移して、残り半分は水道水を足しました。
別に育てているウォーターマッシュルームを株分けして大きめのポットに植えて中央に。周囲には殖えすぎて困っていたアマフロを移動してきました。
もう少し工夫というか見栄えを良くしたい気もしますがそれはまた追々。

ちなみに今回は底床を使わずに立ち上げています。底床の役割はウォーターマッシュルームのポットに入れた赤玉土が果たしてくれるという期待からです。

我が家では赤玉土を使ったビオトープと底床を使わないベアタンクのビオトープと両方維持していますが、底床を使うと澄んだ透明の水が維持できて、底床を使わないとグリーンウォーター、いわゆる青水になりやすいようです。
理由は色々あるのでしょうが私にはよく分かっていません、ただその事実が目の前にあるというだけですので問われても説明はできませんのであしからず。

といった感じで文頭の画像のような水景が完成しました。
生体はもう少し水が落ち着いてから、と思っていたら3日後にはメダカの稚魚が10匹くらい泳いでいました。恐らくアマフロに付着していた卵が孵ったものと思われます。
給餌が必要になる頃にはミジンコが湧いているかしら。

[amzon asin=”B0094YZUFS” kw=”ミジンコ” ]


2017/06/27 追記

以前作った侘び草もどきですが、色々植栽した中でオークロだけが生き残って増えてきました。そろそろ容器からはみ出しそうなのでビオトープに入れてしまおうと試みます。

これがビオに投入する侘び草もどき。
本家の侘び草のようにこのままドボンと沈めて水中葉化させようと思ったのですが、ご覧の通りピートモスと腐葉土から腐植酸が溶け出して水が真っ黒に濁っています。水草水槽や熱帯魚水槽なら腐食酸は大歓迎なのですが、メダカのビオトープとなると過剰な腐食酸や茶色い水色はデメリットになりかねません。

ということでちょっとだけ工夫してみます。

2リットルペットボトルを侘び草もどきのベース部分がすっぽりと収まりそうな大きさで画像のようにカットしました。キャップが付いている方を逆さにして侘び草もどきを入れます。

アルミの針金を画像のように曲げてプランターに引っかけます。輪の大きさはペットボトルが引っかかる程度に。
針金は100均で売っているので、これを手で曲げれば侘び草ハンガーが自作できてしまいます。ちょっと不格好ではありますが。

侘び草もどきを入れたペットボトルを針金で作ったハンガーに収めて完成です。ペットボトルのキャップはきつく閉めずに緩めておきました。そうすることでベースが浸っているペットボトル内の水が乾燥して減っても自動的にビオの水が補充されます。
まぁ茶色い水が染み出すリスクもあるのでしょうけど。

このまま少しずつ水位を上げていけば水中葉化も簡単なのですが、オークロは水中だと爆発的に増えるから考え物です。水上だとアブラ虫が付いたりしますが、水面に落ちてメダカの餌にもなるので水上葉のままでもいいのかな。

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