マツモ神の弱点

その丈夫さと増殖力による水質浄化能力から「神」と称される数少ない水草、マツモのお話です。
我が家でも苔対策としてほぼ全ての水槽に降臨いただいていました。
「ました」と過去形なのは理由がありまして、その理由がこの記事のタイトルにあるようにマツモの弱点に起因するからであります。

その弱点とは低pH。

詳しい経緯は別記事「タナゴ水槽崩壊寸前」と「タナゴ水槽崩壊寸前 その後」に記してありますが、マツモはpHが下がりすぎると溶けて禿げます。
pH4.0で溶け禿げてしまってから気付いたので具体的にどれくらいのpHで溶け始めるのかが定かではないのですが、ミナミヌマエビなど甲殻類や石巻貝などの汽水域を好む貝類が調子を落とし始めたら危険サイン。エビや貝がポツポツと落ちているのに気付くのが遅れるとただでさえ下がり気味なpHが死骸の分解によって加速度的に一気に下がります。
そうなると神といえど耐えられずに溶け禿げる、と。

そういった理由から現在ではタナゴ水槽にのみご降臨いただき、pHが低めの60cm水槽や8リットル水槽ではアマフロなどの浮き草類が苔対策として頑張ってくれています。

ちなみに「マツモはカルキに弱いので水道水で洗うのは厳禁」というもう一つの弱点も定説として語られていますが実際はどうなんでしょう。
自分では試したことないので分からないのですが、浄水技術が発達した日本で水道水に含まれるカルキなんて微々たるものでしょうから(地域や季節にもよりますが)事実だとしたらほんの僅かのカルキでも弱ってしまうってことなんでしょうね。


2018/09/09 追記

その後も何度かうっかりミスからマツモを溶かしていますが、どうやらpHが6.0くらいになると葉っぱがポロポロと落ちていくようです。
もちろん水温などの他の様子も絡んでくるでしょうからpH6.0という数値が絶対ではないとは思うのですが、マツモが禿げ始めたら弱酸性という目安にしてもいいのかなと考えています。

そう考えると前述した「ミナミヌマエビなど甲殻類や石巻貝などの汽水域を好む貝類が調子を落とし始めたら危険サイン」というのは順番が逆になりますね。

正確には

マツモが禿げ始めるなど調子を落とし始めたらミナミヌマエビなど甲殻類や石巻貝などの汽水域を好む貝類も危険サイン

となるのでしょうか。


神に代用なんて失礼な話なんですが、マツモ並に丈夫で良く増えて水質浄化してくれる水草にナヤスがあります。
マツモと同じく浮かべた状態で増えてランプアイなどの粘着卵を産む魚の産卵床としても使え、マツモの苦手な低pHへも対応してくれるのでカラシンやラスボラなどの熱帯魚水槽にはマツモよりも向いています。我が家ではランプアイの稚魚を隔離しているダイソーの金魚鉢に浮かんでいます。

ナヤスにも弱点はありまして、それは茎が細くて折れやすいこと。ちょっと力を入れただけでポキポキと折れる様はまるで高級素麺。
でも短く折れても全く問題なし、その状態から普通に成長する姿はまるでヒドラかプラナリア。
褒めてます。素晴らしい水草です。

ちなみにマツモやナヤス、アマフロといった水草はミクロソリウムなど陰性水草との相性が抜群なんじゃないかと思っています。
増やしたり間引いたりで適度に光量を調節できますからミクロソリウムやアヌビアスの大敵である苔を防げますし、これらの陰性水草はそもそもが貧栄養環境に自生していますので栄養豊富な水は苦手らしい。なので水中の栄養素を吸収する能力が高い水草類を一緒に入れることで調子よく育つような気がしています。


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