屋外メダカの越冬終了、春を迎える準備 その3

屋外で越冬したメダカたちが春を迎える準備をしていく連載記事の3回目です。3月末に全ての準備を終わらせる予定で作業を進行しています。

前回の記事で中身を取り除いた容器に底床を入れ水を入れるまでが今回の内容です。

画像のように赤玉土を使います。小粒が余っていたので小粒を使っていますが中粒でも大粒でも問題ないと思います。

結構多めに入れてます。厚さ5cmくらいでしょうか。少なすぎるよりは多すぎるくらいの方がいいと思っています。

赤玉土を使うのは「安いから」という理由と、多孔質で濾材の役割も果たすからです。

人によっては田土を使ったり川砂利や大磯砂を使ったり、底床を使わないベアタンクを好んだりもしますが、それも人それぞれ理由があってのことなのだと思いますのでそこはお好きなように。

個人的には赤玉土がベストとは言い切りませんがベターな選択だと思っています。

水で濯ぎます。

赤玉土は製造工程で木の枝なんかのゴミが混ざりますので、水を入れて浮いてきたものを取り除いておきます。
取り残しても困るものではないですから神経質にならずに適当です。

水で濯ぐ回数も3回くらいでしょうか。

几帳面な方は水が濁らなくなるまで何度でも濯ぎたくなるでしょうが、何度やっても水は濁りますから、「ちょっとマシになってきたな」と思ったらそこで打ち止めです。濁りは数時間おいておけば沈殿して透明な水になっているはず。

完全に水が濁らなくなるときは容器内の赤玉土が全て無くなった時です。

余談ですが、赤玉土には「安い赤玉土」と「高い赤玉土」があります。お値段ね。

安い赤玉土に比べて高い赤玉土は硬くて崩れにくいです。なので高い赤玉土の方が濁りが少ない気がします。
下の画像の右側の容器は高い赤玉土が100パーセント、左側の容器は安い赤玉土と高い赤玉土が半々です。同じように濯いでいるのに左側の方がちょっと濁ってますね。

水を入れて終了です。

水は水道水で大丈夫ですが、現在メダカが泳いでいる容器から少しばかりの水を汲んできて入れておくと良い気がします。

画像では容器一杯に水が入っていませんが、これは今晩から数日間雨が降るという予報のためです。雨水で満たされるならそれでいいやと。

なので雨が降らないのであれば容器一杯に水を入れても大丈夫。

これで暫く放置します。放置している間に少しずつ水が出来てくるはず。

今回はウォーターマッシュルームを埋めておきましたが、余っている水草があれば放り込んでおいてもいいかもしれません。

カルキ抜き?要りません。
放っておけばカルキは抜けますが不安でしたら使ってください。

バクテリア剤?要りません。
市販されているバクテリア剤の全てを否定するつもりは毛頭ありませんが、屋外でのメダカ飼育に必要なバクテリアは放っておけば自然と定着して増えていきます。

底床に赤玉土を使うのも、既存のメダカ容器から多少の水を汲んでくるのも、適当に余っている水草を放り込んでおくのも、どれもバクテリアの定着を促すため。

「水換えごとに○○cc入れてください」というタイプのバクテリアは少なくとも今回の作業には不要です。

が、今回の準備をしてから3日後にメダカを入れるとか、翌日にメダカを入れたいなんて場合には市販のバクテリアの中に有効なものがあるのかもしれません。


 

今回使ったのはNVボックス13という容器です。

このNVシリーズは安くて頑丈で使い勝手がよくて、メダカ飼育ではかなり有名な容器でして、本来はDIYなどで工具や材料を収納するコンテナとして販売されています。

数字は容量でして13だと13リットルということです。13の他に一回り大きい22があります。色は黒・青・クリアの3色。
我が家では夏場の日当たり具合に応じて容器を移動するので13リットルを使っています。
http://www.astage.jp/diy/main_html/nvbox_main.html

屋外メダカ飼育の容器はアクアメーカーがお洒落なものを発売していたりしますが、お値段が高くて複数個揃えるのに躊躇してしまいます。園芸用プランターなんかも結構なお値段しますしね。
また、プラスチック製品の中には直射日光を浴びて風雨に晒されるうちに劣化して割れやすくなってしまう物も多々あります。

そこでNVボックスです。見た目は無骨ですが安くて丈夫。
大概のホームセンターで扱っていて安く売ってます。

カインズホーム
http://www.cainz.com/shop/g/g4991068150560/

コメリ
http://www.komeri.com/disp/CKmSfGoodsPageMain_001.jsp?GOODS_NO=946699

50リットルとか100リットルとか、もっと大きなサイズが欲しいという方もいると思います。そういう場合も屋外で使うことを前提として販売されている物を使う方がいいです。
大きさと値段で考えると衣装ケースや押し入れ用の整理ケースなんかも良さげなのですが、あれらはそもそも屋内で使うための物。耐候性を考えると不安です。紫外線が当たるとすぐに劣化したりするんです。

屋外メダカ飼育容器として使うならトロ船と呼ばれる大型のコンテナや園芸用・野菜用のプランターなんかが無難です。

暖かくなるとホームセンターの店頭で見かける栓付きのタライもコスパが良くて便利そうです。
本来は野菜を洗ったりする用途なのかな?丈夫そうだし大型でもお安いです。

せっかくなので見た目にも拘りたい!という方はアクア用品メーカーから色々と出ています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました