夏を迎えた屋外メダカ飼育環境


(2018/06/11)


(2018/07/31)

今年の関東はあっという間に梅雨明けしたかと思うと連日の猛暑でした。容赦ない日差しの下、2ヶ月弱で水草がワサワサと育ち水面を覆い尽くしてしまいました。どの容器も水面は水草で覆い尽くされていますが水中にはメダカが元気に泳いでいます。

向かって左の容器にはウォーターポピーとウォータークローバー・ムチカの葉が水面を埋め尽くし、葉を展開する場所が無くなると水上まで葉を広げるようになってます。

葉と葉の間の僅かな隙間はオオサンショウモとアオウキクサが塞ぐかたちで、葉の上ではアリンコが忙しげに彷徨っています。

真ん中の容器にもウォータークローバー・ムチカが入っていて盛んに勢力を伸ばそうとしているのですが、それを邪魔するかのように丸っこい葉を伸ばしている水草があります。
天を仰ぐように水面に尽きだしているこの葉っぱは何だと思います?

じつはこれアマゾンフロッグビットなんです。
アマフロというと500円玉くらいの葉っぱを数枚付けて水面に浮かんでいるイメージですが、実は根っこが地面に付くまで育つと急激に巨大化が始まり水上に突き出すように育っていきます。

ちなみにですが、「アマゾンフロッグビット」が正解です。英語の綴りだと「frogbit」ですね。
まぁ私は普段から「アマフロ」と略してしまいますのでどっちでもいいのですが。

右側の容器はアサザの葉で埋め尽くされています。我が家ではアサザの開花時期は既に終わりを迎えようとしているのですが、葉の勢いは相変わらず旺盛でして短いスパンで生えては枯れてを繰り返しています。

なんか黒っぽい点々が写っていますが、これはアブラムシです。
見た目が気持ち悪いと思いますがアブラムシはメダカの大好物でして、葉の上のアブラムシを指で払って水面に落としてあげるとワサワサと集まってきて食べてくれます。

手前側の容器の中にはラージパールグラスが植わっているのですが、さすがにラージパールは水面に尽きだしてまでは増えない様子。
水面を覆い尽くしているのは相変わらずのアオウキクサとオオサンショウモ。取っても取っても数日後には元通りの量まで増えていきます。まさに無限増殖といった有様です。


と、ここまでの写真をご覧いただいて「あれ?何か写ってる」と気付いた方はいらっしゃるでしょうか。

実は2枚目と3枚目の画像に写っているんです。この子が。

春先に孵化した仔たちが15cmくらいまで育ってくれましたよ、カマキリちゃん。
水面が水草で塞がっているのでメダカの被害は無さそうです。水を飲みに飛んでくる蜂などの虫を狙っているのかな。朝から夕方まで同じ場所でジッと獲物を狙っています。

メダカの屋外飼育をされている方はヤゴや鳥だけで無くカマキリにもご注意を。
メダカとトンボ

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