メダカとトンボ

屋外メダカ飼育容器にトンボが卵を産んでいる場面に遭遇、思わず動画を撮ってしまいました。
河や池で釣りをしているとトンボの産卵は当たり前に見かける光景なのですが、手を伸ばせば届くくらいの目と鼻の先での産卵シーンを見たのは初めてかもしれません。

産み付けられた卵はヤゴと呼ばれる幼生となり、メダカなど小魚を補食して育つのはご存じの通りでメダカ飼育にとっては大敵です。

とはいえ、野ざらし雨ざらしの飼育環境ではトンボの侵入を防ぐことは不可能ですし、深さのある濁った水の中からヤゴを目視で捕獲するにも限度があります。

7月の半ば頃になると飼育容器に浮かぶ水草の葉の上にヤゴの抜け殻が見つかるようになります。抜け殻が見つかるということはヤゴが棲んでいた証拠であるわけですが、容器の中にはメダカが元気に泳いでいます。

そりゃ多少は喰われたんでしょう。ですが容器内のメダカが全滅するまでは喰われていません。

というわけで、我が家では神経質にヤゴを退治することはありません。タイミング良く見つけた時にだけお引き取り願うようなスタンスです。

高級メダカが泳いでいるわけではありませんし、メダカで生計を立てているわけでもありませんから、「メダカが泳いでトンボが飛んでて楽しいな」といったくらいの自然への関わり方がストレスが無くて私には心地良いんだと思います。

ついでに書いておきます。

トンボよりヤバイ昆虫がいるんですが知ってます?

カマキリです。

カマキリというと植物に擬態して近づいてくる昆虫を待ち受けるというイメージですが、捕獲しやすい獲物がいると学習すると自ら赴き積極的に捕獲するようになります。

「この容器は少しずつメダカの数が減ってきてるな」
「今日も減ってるな、でも死骸が無いし、鳥にでもやれてるのかな」
「あぁ、もう数えるくらいに減ってしまった、どういうこと?」

数日後、容器の縁に乗っかりメダカを捕獲している大きなカマキリを発見することに。

そんな経緯で3年前に我が家では数十匹が全滅させられました。

どちらかというと怖いとか嫌いとかといったイメージを持たれるカマキリなのですが、どういうわけか我が家では子供から年寄りまでカマキリに対して好意的でして、毎年冬になると卵を採りに行って春先に庭先で孵化させています。

なので今年も庭先中に子供のカマキリがワラワラといて、ハエやらユスリカやらを捕獲して育っています。お陰様で害虫が少なくて嬉しいのですが、子供カマキリが大きく育つ秋頃には捕獲対象にメダカが加わることになるのが悩みの種です。

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