ミクロラスボラsp・ハナビ

お正月で暇なので魚ごとに飼ってみて気付いたことや感想をまとめてみようと思います。
トップバッターは昨年末まで採卵して増え続けているハナビです。写真はいつかキレイに撮れたら掲載します。

派手なのか地味なのかよく分からないミャンマー原産の鯉科の魚。
丈夫な魚でpHは高めでも低めでも元気ですが、やはり弱酸性の軟水くらいが一番調子が良さそうで、繁殖が盛んなのもそれくらいの水質です。
ただし汚れた水だと細菌性の病気を発症しやすいので、弱酸性が良いからと水替えを控えてpHを下げるくらいなら、pHを気にせずマメに換水したほうが長生きすると思います。濾過が効いてさえいれば幅広い水質に対応する魚という印象です。

「生息地であるインレー湖はpH高めだから弱アルカリの方がいい」という意見も散見しますが、国内の先達の記述を読んだり拙い語学力で海外サイトを調べた限りではハナビはインレー湖ではなくてインレー湖にほど近い河川が生息地らしいです。地域は同じでも水系が違うことはあるでしょうからインレー湖とは異なる水質なのかもしれません。
ちなみにダニオ・エリスロミクロンがインレー湖だそうです。なのでアルカリ寄りの水質で飼うといいとか。

自家繁殖した稚魚から飼育しているので分かるのですが、人間と同じでやんちゃだった若者が成長するにつれて落ち着いてくるのがこの魚の特徴だと思います。
若魚のうちは大勢で群れて上層から下層までを泳ぐのですが、成熟すると中下層の物陰辺りで落ち着くようになります。
餌食いも若いうちは積極的に追いかけますが、成魚になると餌に対してそれほど執着を見せません。周囲に来たらパクッと食いつきますが、遠くにある餌まで泳いで食べに行くようなことはしない。食が細いのか餌取が下手くそなのか。

餌は何でも食べますが、上記の理由から成魚には浮遊性の餌が一番いいんじゃないかと思います。浮きもせず沈みもせず、水流に乗って水槽の中を漂うような餌だと満遍なく行き渡ります。とはいえ口に入らないようなサイズの大きなフレークは尻込みしちゃって苦手なので餌の選択は難しい。我が家の水槽ではメディフィッシュを飼育水で攪拌してからピペットで水槽内に噴射して与えています。

日動のメディシリーズはお気に入りの餌なのですが30グラムの瓶入りだとなかなかのお値段なので20グラムの簡易パッケージの方がコスパが良いです。
混泳魚に口の小さな魚がいてメディフィッシュだと粒が大きい場合はメディグッピーという商品もあります。成分を見る限り粒のサイズが細かくなったのがメディグッピーだと思います。
人工餌だけでなく冷凍赤虫や活イトメといった活き餌を与えると産卵数が増えるのはコリドラスなど他の魚と同じです。

成熟すると雄雌の区別が付くようになります。体の紺色が濃くてヒレのオレンジと黒線が鮮やかなのがオス、全体的に薄い(明るい)色がメスです。オス同士がぐるぐる回るようにフィンスプレッティングをして、一斉にメスを追いかけ始めたら繁殖の合図。
メスは水草の茂みなどに逃げ込み産卵し、追いかけてきたオスが放精します。
卵は小さく粘着力が無いので事前になんかしらの準備をしておかないと採卵するのは至難の業です。

比較的簡単に繁殖を楽しめるのもこの魚の特徴ですが、簡単とはいえ生き物を殖やすわけですからいくつかの山は存在します。
ランプアイやコリドラスなどの稚魚は産まれてすぐに泳ぎ出しますが、孵化したばかりのハナビの稚魚はすぐに泳ぎ出さずにガラス面などに貼り付いて過ごします。驚いたりした際には泳いだりもしますが、泳ぐというか直線的に移動するような感じ。
小さな生き物が目の前でピピッと動いたら反射的にパクッといってしまうのが生物としての本能でしょうから、混泳水槽だと本格的に泳ぎ出す前のこの間に他の魚に食べられてしまいます。
隔離での繁殖でも水質悪化や外的要因でこの間に落としてしまうことが多いです。
この時期をどうやって乗り切るかが一番大きな山だと思います。

我が家での繁殖方法などは時間があるときにまとめられたらいいなぁと思っています。

寿命はそれほど長くは無い気がします。ヘテロモルファなどのラスボラ類は5年くらい生きていますが、ミクロラスボラ類であるハナビはせいぜい2年くらいでしょうか。ウチの個体が自家繁殖個体ばかりで血が濃くなっているからかもしれませんが。


(熱帯魚)ミクロラスボラsp.ハナビ(5匹) 北海道航空便要保温

2017/11/11 追記・一部改定しました

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