アサザの花が咲きました

去年は爆発的に繁殖するも花を咲かせることが出来ずにがっかりしたのですが、今年は年明け直後の早いうちから株分けをして計画的に育成してきた努力が実を結んだのか、5月最初の週で見事に開花してくれました。
と、個人的にはたいそうな喜びようなのですが、本来は放って置いても花を咲かせてくれるんだそうです。

スイレンのように地中に根を張り葉を水面に浮かべる植物ですが、花や葉の大きさはスイレンほど大きくないので小型の鉢や容器でも育成できるのが魅力的な植物です。

スイレンのように鮮やかで派手な花を咲かせるわけではないのですが、熱帯睡蓮が日本の冬を、温帯睡蓮が日本の夏を苦手とするのに対してアサザは日本にも自生している植物なので、蒸し暑い真夏でも元気に花を咲かせますし氷が張るような真冬でも深めの容器に沈めて根が凍りさえしなければ屋外放置で問題なく越冬します。

クローンという独特な増え方をするらしく、株分けでも種からでも増えて繁殖力が旺盛なのに準絶滅危惧種に指定され各所で保全活動が行われている面白い植物です。

アサザ

メダカ飼育のお供としても優秀で、葉が水面を覆うことで夏場の水温上昇を防いでくれたり、浮葉植物の特徴である換気システムで底床内の通気を保ってくれます。

底床に植えてもいいですしポットに植えて沈めてもいいのですが、先述したようにとても繁殖力が旺盛な植物なので、一度調子が上がると太い横茎が底床を突き抜けポットからはみ出し暴れるように伸びていきます。様子を見ながら株分けしたり間引いたりしてあげないと収拾が付かなくなるほど増えてしまうのが難点。

増えやすい植物なのでフリマサイトやオークションサイトでもお安く入手できますが、購入する際は横茎が付いている株を選ぶといいです。この横茎にも養分が詰まっているので横茎があると届いて植えてからの成長が早まります。

我が家のアサザがもう少し増えたら横茎付きでお安く出品させていただきます。

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