ショートヘアーグラス バラし売り

メルカリに出品させていただいているショートヘアーグラス バラし売りの説明記事です。
https://www.mercari.com/jp/u/800198191/

つい先日ショートヘアーグラスに関する説明記事を書いたばかりなのですが、バラし売りに関しての記述がなかったため新規に説明記事を書かせていただきます。前回の記事と重複する部分があるかもしれませんが併せてお読みいただければ幸いです。

とはいえ、説明と言っても「バラしました」というだけでして、他に特別なことはありません。

自然の物なので1株ごとに大きさや葉の本数にバラツキがあります。最低でも葉が3本ついたものを1株としてカウント致します。
葉が2本や1本のものは梱包段階で刎ねますが、もしかしたらチェックミスで混ざるかもしれません。その場合のために多少多めに入れさせていただいております。

水上葉と水中葉
他に必要な説明があるとすれば水上葉と水中葉でしょうか。
ヘアーグラスはランナーと呼ばれる地下茎を伸ばして増えていきます。


右側の株を植えたとすると、このようにランナーを伸ばして次々に新しい葉を出していき


やがてこのように株が連なります。

このランナーから新しく生えた葉っぱ(株)が水上環境で生えれば水上葉、水中環境で生えたら水中葉です。

水草の多くは水中と水上では異なる葉を生やします。見た目が大きく異なる葉を生やす種類の水草もありますが、ヘアーグラスの場合は水上葉と水中葉でそこまで大きな違いはありません。
また「半水中葉」という名称で出品することもありますが、これは水上葉を一定期間水没させて水中環境に慣らしたものです。


これが水上をバラしたもの、50株です。


これは水中葉をバラしたもの、50株です。

時期的なこともあり水上葉には枯れ葉が混ざりますが、水中で育成する際に水上葉は全て枯れ落ちますので特に問題はありません。
枯れ落ちた水上葉は基本的にはそのまま放置で、バクテリアにより自然と分解されて肥料分となるかエビがいればエビの餌になったりして最終的には無くなってしまうのですが、見映えなどの観点から無くなるまで待てないかたは水中葉をご検討ください。

水中葉は水中で展開した葉ですので、よほど水質や環境が変わらない限り水槽に植えても枯れ落ちること無くそのまま残ります。

水上葉にしろ水中葉にしろ、ランナーを伸ばして葉を出して増えるのにある程度の時間がかかります。
へアーグラスは元々が田んぼに縁などに自生しているので水上葉の育成は屋外で行うことがほとんどですが、真夏の直射日光がガンガン当たるような環境ですら目に見えるような成長はしません。本当にゆっくりです。
太陽光の当たる屋外環境でさえゆっくりなのですから水槽環境では言うまでもありません。

ジックリ育ててみてください。


ヘアーグラスの塊を1株ずつバラすのは結構面倒な作業でして、葉と茎と根の構造が分からないとどのようにバラしていいかも分かりづらいです。私が最初にチャレンジしたときもグチャグチャになって半分量くらいは使い物にならなくなった記憶があります。
だからでしょうか、売られているヘアーグラスの大半は塊のまま売られています。お店なんかでは土に埋まったまま売られていたりもするので、買って帰ったらまずは土を落とすところから始めなければいけなかったり。

私が出品させていただいている塊のヘアーグラスも「バラして数を数えるの面倒だから塊のまま出品します。そのかわり安くて量もたっぷりですよ。」というスタンスです。
ところが先述したように、購入していただいた方は物が届いてから面倒な作業していただくことになります。購入者様がアクア経験の長い方でしたら問題ありませんが、短いお取り引きの間に購入者様のそこまでの情報は知り得ることが出来ません。

そこで説明文に「初めての人向け」と記載して「バラし売り」なる商品を出品させていただいた次第です。

ヘアーグラスは「高くて面倒で育成が難しい」というイメージを持たれている水草だと思いますが、上手く育成するととてもキレイな草原になります。レイアウトコンテストなどでも見事な草原をたくさん見ますよね。

「高くて」が無くなり、「面倒」の要素が減って、ヘアーグラスに対する敷居が少しでも低くなればいいなぁと思っています。

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