タナゴの繁殖に挑戦してみる その1

地元の水路で釣ってきたタナゴたち。タナゴの種類や見分け方に精通しているわけではありませんが、まず間違いなくタイリクバラタナゴです。

何度か魚を追加していますが、一番の古株は既に飼育5年目になりました。
人間と同じく寄る年波には抗えないようで、体のあちこちに腫瘍状の小さなブツブツが出来ている個体や、片眼が白内障のように濁ってしまった個体もチラホラ。薬浴や塩浴でも治らなかったので老化現象なのでしょう。

年を取ったとはいえそれでもまだまだ元気なタナゴたち。暖かくなって水温が上がってくる今頃から、雄は婚姻色を身にまとい雌は卵管を伸ばして繁殖の準備が始まります。

寿命を迎えるまで飼い続け、1匹もいなくなったらまた釣ってくることにしようと思っていたのですが、この老タナゴ達を見ているうちに子孫を残してあげたくなってきました。

子孫を残すと言ってもタナゴの場合はそう簡単なことではありません。メダカのように放っておいても増えてしまうような魚ではなくて、飼育下では人間の手で環境を整えてあげないと絶対に増えない魚なんです。

ということで、我が家の老タナゴ達の子孫を残すべく一大プロジェクトを立ち上げました。

既に始動しているこのプロジェクトの様子を進展があるごとに記事にしていきたいと思います。

釣りの対象魚として人気のタナゴですが、その婚姻色の美しさから観賞魚としてもお勧めです。
なかでもタイリクバラタナゴは丈夫で飼育しやすいので、「魚を飼ってみたいけど熱帯魚とかはお金もかかるし難しそうだし」という方にもぴったりです。メダカとは違った意味で飼いやすい魚です。

なので今回のプロジェクトの連載では繁殖だけでなく飼育に関する情報も織り交ぜて書かせていただこうかと思っています。

釣り方に関しても、と思ったりもしましたがさすがにそこまでは無理なのかな。

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