投げ込み底面フィルターを作る

投げ込み底面フィルターという名前だけ見ると「なんだそりゃ?」とお思いでしょうが画像を見ていただければ「そういうことか」とご理解いただけると思います。見ればすぐ分かる単純なものです。

用意するものは以下の通り

・適当な容器
・適当なフィルター
・適当な濾材

と適当なものばかりですが、この場合の適当は「いい加減」とか「考え無し」という意味ではなくて、「適切」という意味での適当とご理解ください。

・適当な容器
水槽の大きさに合わせた容器、かつ後述するフィルターの大きさに合わせた容器となります。

今回は30×30×36cmの水槽に使うので、用意したのは12×12×8cmのビニール容器。ダイソーで4個セットで売られているもので容量は約900ml。夏場はメダカの稚魚育成に使っていました。

・適当なフィルター
容器に濾材を入れて通水させることでフィルターとして使うことが目的ですから、容器内に収まるサイズで通水させる能力を備えていることが条件です。

今回は我が家の物置に転がっていたバイオフィルターミニを引っ張り出してきました。
昔使っていたものをずっと放置していたのですが、造りがシンプルなだけにちょっと洗うだけで即復活です。ちょうど容器に収まるサイズで一安心。
ですがバイオフィルターはパイプが抜けやすくて実は嫌いです。底面フィルターはGEXのマルチベースフィルターを愛用しています。

・適当な濾材
今回は大磯砂を使いました。大磯底面で稼働しているタナゴ水槽から拝借してきたのでバクテリアたっぷりで即戦力(のはず)。

で、文頭の画像のように容器に底面フィルタを設置して大磯砂で埋めれば完成。材料が揃っていれば自作にかかる時間は数分、あっという間に完成です。


我が家は生体メインの水槽ばかりでして、底床に水草を植えるということが無いのでほとんどの水槽で底床を厚く敷くということをしていません。細かい砂や適当なソイルを、強い水流があたると禿げてしまう程度に薄く敷いています。
そうしたほうが掃除やレイアウト変更など日々のメンテが楽チンで生体にかかる負担も少ないと信じているからであります。

ですが、底床には濾材としての役割もあるはずでして、砂利や礫はもちろん水草用のソイルにもバクテリアが棲み着いて大なり小なりの濾過作用を行っているはずです。
なので底床の量を減らせば減らすほど水槽内のトータルの濾過能力は下がるんだと思います。

そこで投げ込み式の濾過を自作して投入しているわけです。

今回は昨日リセットした元繁殖水槽用に作りました。
この元繁殖水槽は水量約30リットルに対し、小さめのスポンジフィルター2つで稼働しています。現在は生体が4匹のみなので問題なくまわっていますが、今後生体を追加しようとなると小型スポンジフィルター2つでは心許ないです。底床は例によってソイル薄敷きで済ます予定ですし。

予定では水草は陰性と浮き草のみで枯れ葉などの大きめのゴミはなるべく出さない方向でいます。多少のゴミは出てもスポンジフィルターのスポンジに引っかかってくれるでしょう。
そこで今回は生物濾過を重視して大磯砂をチョイスして作ってみました。
今回の容器の容量は900mlですから濾材容量も900mlです。多いと見るか少ないと見るか人それぞれだと思いますが、エーハイムの2211の濾材容量が約1リットルですから、そう考えると30リットル弱の水量には十分な容量じゃないでしょうか。

目的によって使う濾材を変えれば色々な用途に使えます。

例えば糞の多い生体や枯れ葉などの大きめな物理ゴミが多い水槽ではウールパッドや濾過マットなどを使えば物理濾過能力が向上しますし、珊瑚砂やゼオライトなどを使えば水質調整に使えます。
生物濾過であればリング濾材やエーハイムのサブストラットといった多孔質濾材を使えば効果が上がります。
相性が悪いとされるソイル+底面フィルタの組み合わせも投げ込み式にしてしまえばメンテもリセットも楽ちんです。

今回はバイオフィルターミニが余っていたのでそれを使いましたが水作エイトのような投げ込みフィルター(いわゆるブクブク)でもOKです。
ろかドームとかロカボーイとか各社が販売していますが個人的には水作シリーズをおすすめします。
水作エイトを底床に埋めて使うという方法はマニアックな使い方として広く認知されていますし、水作の底面フィルターには同社の投げ込みフィルターが接続できるような造りになっています。
各製品のサイトやパッケージを見る限りでは、底床に埋めて使うといった使い方を考慮して作られているのは水作製品だけだと思います。

2017/11/06 訂正
水作をお勧めしたのはフィルタ本体の上面・側面・底面から満遍なく通水できる造りになっていそうという理由からだったのですが、ショップでロカボーイを触ってみたところ投げ込み底面フィルタの材料として使う分には水作エイトと遜色ない造りのように思いました。
実物を手に取る機会がないのでろかドームの寸評はできていません。

投げ込み底面フィルターの最大の利点は「容器ごと取り出して掃除できる」ということです。

大磯砂を使うにしろソイルを用いるにしろ、底面フィルターでは底床の掃除は大変です。プロホースなどの用具を使ってシュポシュポするわけですが、小型水槽だと底床の掃除を終える前に飼育水を半分以上吸い出してしまったり、水槽が大きくなれば底面積が増えますので一度の掃除でつかう労力が増えていきます。

投げ込み底面フィルターであれば容器ごと取り出して濾材を直接洗えます。
別の濾材に切り替えることも可能ですし、容器のサイズを変えることもできます。

なかなか便利なんですよ。
欠点を上げるとすれば見映えでしょうか。水草レイアウト水槽には絶望的に似合いません。

我が家の60cm混泳水槽では容量2リットルの容器に底面フィルターと大磯砂で回しています(エーハイム2213と併用)。
先日UPした取りっぱなし動画にちょこっと映っています)

比較的簡単に試せる濾過強化です。

2018/10/06 追記
アクア関係の便利小物を製造販売しているチョイスさんから面白そうな物が発売されていました。


チョイス F.cube エフ.キューブ エアリフト式 底面フィルター

スノコや立ち上げパイプが付属して1千円以下ですから、大磯やリング濾材など濾材が手元に余っているならこれを買っちゃう方が手っ取り早いかもしれません。
考慮するとしたら容量でしょうか。1リットルを多いとみるか少ないと見るかは水槽のサイズや用途によっても変わってくると思います。

2018/11/08 追記
上記のチョイスさんの製品を店頭で触ってきました。お値段や手間を考えると自作するよりこれを買っちゃった方が安上がりな気がします。
我が家のようにメインの濾過として使うには1リットルは心許ない印象ですが、スポンジフィルターや外掛けフィルターとの併用や、外部フィルターなど他のメインの濾過と組み合わせてサブの濾過として補助的に使ったりするのであれば十分かもしれません。
その辺は水槽のサイズと生体の種類・数と相談でしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました