濾過槽からコリドラス

時間が出来たので60cm混泳水槽の外部フィルターを掃除しました。
過密飼育なので1ヶ月~1ヶ月半に1回のペースで掃除しています。

濾材を取り出した後に濾過槽に残った水をバケツに入れます。
直接捨ててしまわないのには訳がありまして、ストレーナーから吸い込まれたミナミヌマエビの稚エビなんかが生き残っていたりするのです。

バケツに入れたゴミ混じりの汚い水を覗いてみると、なにやら動く物体が数匹。よくよく見てみるとコリドラスの稚魚でした。

大きさから判断するに、一番大きな個体は恐らく先日放流した12匹の稚魚のうちの1匹だと思われます。

残る4匹の大きさを見ると、採卵して孵化・育成した個体ではなさそうです。このサイズではまだ本水槽へは放しません。
ということは水槽内で孵化した個体、いわゆる自然繁殖した個体なんでしょう。

今までも自然繁殖した個体はごく希に確認していたのですが、見つかるのはもっと大きくなってからでした。しかも年に1~2匹という頻度です。
もっと孵化しているのでしょうが、過密気味の水槽内では生き残れないものだと思っていました。
なので一度に4匹も見つかるとはと驚いています。

ストレーナーには荒目のスポンジを付けているのですが、スポンジに付いたゴミとかコケとかもコリドラスの大好物のようで、スポンジの周囲は常に数匹がモフモフしています。

稚魚も同じようにスポンジの周囲に寄ってきて、僅かに出来た隙間から吸い込まれたのでしょうか。

推測ですが今回見つかった5匹は生き残ったから見つかっただけであって、実際にはもっと多くの稚魚が吸い込まれているんだと思います。そしてその多くは見つかる前に力尽きてゴミなどと一緒に濾過されてしまうのでしょう。

そう考えるとなんだか切なくってしまいますし、このように見つかることは今回限りにしたいものです。

とりあえずストレーナースポンジを目の細かいものに代えて、スポンジとパイプの間に隙間が出来ないような工夫をしました。これで吸い込み事故がなくなってくれるといいのですが。

見つかった稚魚のうちの大きな1匹は本水槽に再放流し、残りの小さな4匹は稚魚育成ネットの中で給餌しながら大きくなるまで育てることにしました。

あぁ、これでまた過密になっていく。

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