アフィオセミオン オーストラレ その後

前回の記事から4日が経過しました。
現時点での環境を備忘録として残しておきます。

前回の記事を書いた直後にマツモを投入。さらに産卵床として一握りの南米モスをプラケに入れて沈めておきました。

謎の液体(謎)を使い7.2だったpHを3日かけて6.1まで下げました。
pHが下がったことでマツモの状態が悪化、ボロボロと禿げだしたので急いで取り出しています。

マツモの代わりに屋外メダカ容器からオオサンショウモとルドウィジア・フローティングプラントを持ってきて水面に浮かべています。
水中の水草は小石に活着したミクロソリウムが数株。ずっと前から取り出し忘れているカボンバが1本。

水温は26~27℃。夜間は部屋のエアコンを止めてしまうので室温に準じて水温ももう少し高くなっているかもしれません。
熱帯魚としては低水温を好み適温が25℃までと言われていますので26~27℃は高めの水温となりますが特に問題は無いようです。

濾過は投げ込み底面フィルターと小型のスポンジフィルター。
底床無しのベアタンクですが、ミクロソリウムなど枯れ葉が散乱しています。

最初のうちは下層の物陰を中心に泳いでいましたが、水槽環境に慣れてくれたのか徐々に上層から下層まで泳いでくれるようになりました。

雄は南米モスの周囲を縄張りと決めたのか雌を追い払うような仕草を見せます。

かと思うと雌雄が連れ添って泳いでいたりもするのでペアの相性は悪くは無さそう。アピストのように雌雄の相性があるのかは不明ではありますが。

ネットで調べると「活き餌を好むので乾燥餌に慣れるまで時間がかかることも」という情報があって心配しましたが、国産ブリードということもあってか乾燥餌も食べてくれています。
ただ、餌の食べ方がとてもお上品で餌を見つけるのもあまり上手ではない感じ。小さな粒でも何度か吐き出しながらモグモグしていますし、大きな粒は最初から諦めてしまうのか口にすることさえしない。
どちらかというと雄よりも雌の方が貪欲で食事にも積極的。やはり産卵に体力が要るからでしょうか。

餌を投入するときは雄が雌を追い払い餌を独占しようとする仕草を見せます。
が、雌の方が貪欲で雄がちょっとお馬鹿さんなので雌雄ともに餌は十分に食べていそうです。

浮いている餌、沈下中の餌、沈んだ餌、どれも食べますが餌を見つけるのが下手なので目の前で食べてくれません。餌を入れてしばらく放っておくといつの間にか無くなっている感じ。

現時点で食べてくれている乾燥餌は以下の通り。

・テトラプランクトン
沈下スピードが速く粒が揃っていないのが玉に瑕
スポンジフィルターのスポンジの上に落としておくといつの間にか食べてくれています。

・メディフィッシュ(メディグッピー)
水面に落としておくと雌が食べ尽くします。スポイトで水中に噴射すると沈まずに漂ってくれるので雄も食べます。
粒が大きいのですり潰して与えています。次は粒の細かいメディグッピーを購入します。

・おとひめB1
食い付きは良好、粒のサイズはB1が丁度いいのかな。

・フィッシュボンS
食い付きは良好、沈下速度が丁度いい感じ。
南米モスの茂みにばらまいておくと潜り込んで食べてくれます。

活き餌を好むということなのでブラインシュリンプを湧かしてみましたが食べているんだか分からない。
乾燥餌を食べてくれているしヒドラが面倒くさいので稚魚が産まれるまでブラインシュリンプは必要なさそう。

冷凍赤虫を入れてみると雌が狂喜乱舞して食べてくれますが雄は雌を追い払うばかりで赤虫は口にしません。どういうわけか全く食べない。
冷凍ブラインシュリンプや乾燥イトミミズを投入しても雌は食べるけど雄は食べない。偏食なんでしょうか?それとも宗教上の理由でしょうか。

始めて飼う種類なので不思議なことや戸惑いばかりなのですが、この戸惑いは久しぶりの感覚でなんだか嬉しいです。
メダカ・タナゴ・コリドラスなどの飼い慣れた魚ばかりを相手にしているとこの戸惑いと縁遠くなるので。

と思っていたら雌雄がピッタリと連れ添って水槽中をゆっくり泳ぎ回り、ピタッと静止したかと思うと身体をくねらせて震えています。
初めて飼う魚でもこれは分かります、産卵でしょう。

国内ブリードで雌雄の大きさがほぼ同じなのを確認した上で購入したのはもちろん繁殖を考えてのことなのですが、まさかこんなに早く産卵するとは。
戸惑いはさらに大きくなるばかりです。

お店の人の助言に従い、今回は採卵せずに完全放置での孵化を狙ってみます。
調べた情報では孵化まで約2週間。秋分の日が待ち遠しいなんて生まれて初めてかもしれません。

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