久しぶりにブラインシュリンプを湧かしました

ヒドラ対策が面倒くさくて半年くらい湧かしてなかったのですが、アピストグラマ・ボレリーをお迎えしたことですし久しぶりに湧かしてみました。

ブリーダーではありませんから大量に必要とはしないので我が家ではいつも皿式で湧かしています。
ハナビの稚魚200匹とかコリドラスの稚魚10数匹への初期飼料としてだったり、今回のようなアピスト2匹くらいへのトリートメント兼オヤツでしたら皿式で十分賄えると思います。
皿式にも人によって色々流儀があるのでしょうが、私は面倒くさがりなので簡単な方法で湧かします。

容器は100均のタッパーです。縦23cm×横17cm×深さ2cmほどの薄べったいタッパーを使っています。
開口部が広ければ他のサイズでもいいです。深さは要りませんがあっても問題なし。大事なのは開口部(間口)の広さ。

ブラインシュリンプエッグは入手性や孵化率などを考慮してニチドウの少量入りを使っています。
ちょっと前までは色んなお店でブラインシュリンプエッグを輸入して小分けで売ってくれていて、そういったお店から安く購入できていたのですが、昨今はブラインシュリンプエッグ自体がどんどん値上がりして扱うお店もだいぶ減ってしまいました。

たくさんの容量入りを購入した方がコスパが良さそうに思いますが、一度開封してしまうと冷蔵庫で保存したとしても孵化率は日が経つにつれ落ちていきます。我が家のような皿式で少量ずつ湧かす使い方では、少量入りのパックを購入する方が結果的に安上がりになるみたいです。

前置きが長くなりました。

まずは2%の塩分濃度の塩水を作ります。作った塩水は500mlのペットボトルに入れて保存しておくので、お湯500mlに対して塩10グラムを溶かして冷ましたものを作っています。
あまり厳密に塩分濃度を調整しているわけではありません。3%とか4%で湧かしている人もいますので難しく考えなくてもOK。

使用する塩は自然塩です。伯方の塩に代表されるスーパーで1kg単位で売っているヤツね。
海水を作るのですから海水を乾燥して作った塩を使わないと具合が悪いらしいです。

容器に塩水を入れます。水深は1cm弱くらいと極浅くです。
浅すぎると殻の除去が面倒なのですが、深すぎると孵化率が下がりますのでこの辺は何度かトライ&エラーを繰り返してベストな水深を探ります。
最初は適当で大丈夫です。

水面にブラインシュリンプエッグを振りかけます。ラーメンに胡椒を入れる感覚でパラパラと。入れすぎると孵化率が下がりますので、多すぎるよりは少なすぎる方がマシです。
画像の量だとちょっと少なかったかなという感じ。

あとは室内に放っておくだけ。

少なめの卵に間口の広い容器と浅い水深で溶存酸素は賄えますからエアレーションは要りませんし掻き混ぜたりもしません。
水温が低いと孵化までに時間がかかりますが、冷水でも無い限り孵化しないわけでは無いので冬場でも保温はしていません。
普通に人間が暮らしている部屋ですので適度に明るいため特別に光を当てたりもしてません。

ここ数日の我が家の室温は20度くらい、この室温で24時間後くらい経ってから少しずつ湧き出して72時間くらいかけてダラダラと湧き続けます。一気に全部が湧くという訳では無いんですね。

一回の準備で湧ききるまでに時間がかかるので、容器を2つ用意して容器1のブラインが無くなる頃に容器2のブラインが湧き始めるように計算して準備すると間断なく与え続けることが出来ます。


早速与えてみましたがパクパクと食べてくれました。ブラインですから当然なんでしょうけど嬉しいです。

しかし、あの大きめな口で極小のブラインを1匹ずつ食べていて腹一杯になるまで喰えるのでしょうか?飼ってみて初めて知りましたが、結構食べるの遅いみたいだし。
人間で例えたらご飯粒を一粒ずつよく噛んで食べてるような感じに見えてしまいます。

ともあれ、湧かしたブラインだけでは供給面でも栄養面でも心許ないので人工餌や冷凍餌も与えるようにしてみます。
何でもよく食べるという話ですが、はたして。

結果は後日ご報告致します。

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