メダカの冬越し準備 最終回

メダカを屋外で越冬させる準備、その6です。

関東平野部も朝晩冷え込むようになりました。今朝方のメダカ容器の水温は8度。
9月中旬からスタートした越冬準備ですが、季節は既に準備時期を過ぎて越冬が始まるシーズン到来のようです。

先々週くらいまでは容器に近づくと水面近くまで浮いてきて餌の投入を待っているようでしたが、水温が10度を切るようになると近づいても浮いてきません。

水温が下がるにつれてメダカの運動量も減ってきます。消化器の働きも弱まります。水中のバクテリアの活動も少なくなり、残り餌や糞の分解力が弱まります。
こうなると餌切りです。餌を与えてもメダカの負担が増えるだけですので心を鬼にして餌を絶ちます。

9月中頃の暖かい時期から用意した環境なら水中に微生物が棲みコケなんかも生えているはずですので、空腹時にはそれらを食べて春まで生き延びてくれることを願います。

越冬中のメダカは水底付近でジッとしていますから、身を隠せるように枯れ葉を沈めてあげたりするといいらしいです。ちょうど紅葉時期ですから近所の公園などをうろうろすれば枯れ葉がたくさん落ちていると思います。
市街地では農薬が怖いですからバケツなどに水を張って暫く浸してから使うといいかもしれません。この辺は自己判断で。

私がフナやタナゴを釣っている水路にはメダカも泳いでいます。
秋口に農閑期となり通水が終わり、流れが無くなった水路は季節が深まるにつれて水が減り魚が泳げるエリアも限られていきます。

街路樹の葉が落ち、落ち葉は水を堰き止めるように幾重にも重なり水底に溜まります。
真冬の寒空の下、その落ち葉の下や周囲に魚が群れて固まっている様子を毎年のように見ているのですが、メダカの屋外飼育もそんな自然の環境を参考にすることで少しでも上手くいけばいいなぁ、と思いながらこの連載記事のまとめとさせていただきます。

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